九州を巡る旅(二日目)
歯ブラシと金魚
妹はライオンの前でパワーウィンドウを....
アフリカンサファリ到着
お兄さんはカメラ見ててね
別府湾S.A.でソフクリを
岡本屋名物の地獄蒸しプリン
地獄めぐり
坊主地獄
海地獄
白池地獄
血の池地獄
竜巻地獄
地獄めぐりはこれで終わり
グローバルタワーへ
この日のフォト集
この日の移動軌跡会社の同僚の真尾と一緒に夏休みを利用して原田の故郷である大分県別府市にやってきた。 明日は長崎へ向けて出発するので、今日は別府市を巡る。
観光予定コースは定番の地獄めぐり、そして郊外にあるアフリカンサファリというサファリパークである。 もちろん、グルメも忘れずに。
そうそう、なぜか妹もこの観光に同行することになった。
妹がDr. Beeという歯ブラシがおすすめだという話題を振ってきた。 妹は歯科衛生士をしているので、歯ブラシに興味があるのだろうが、正直よくわからない。
実家を出る時に玄関先にある鉢が目にとまった。 水が張ってあり中には水草とプラスチックの金魚が浮いている。 『どうせなら本物の金魚を飼えば良いのに』というと『本物がいる』との答えが返ってきた。 よーく見ると、確かに本物の金魚も泳いでいる....うーむ紛らわしい。
まずはアフリカンサファリへと向かう。 途中、十文字原展望台に立ち寄ることにした。 十文字原展望台からは別府市街と別府湾が見下ろせる。
十文字原を出発し、アフリカンサファリを目指す。 アフリカンサファリで思い出すのは、妹が過去に作った伝説である。
小学生の頃に家族でアフリカンサファリにでかけた時のこと、車で入園しライオンエリアを通過していたまさにその時!!、『ウィーン』という音とともに妹の席のウィンドウが降りてゆく.... 妹がキャッキャッとライオンに喜びながらパワーウィンドウを降ろしている。 一瞬空気が凍り、あわてて父親がウィンドウを上げる....
唯一平然としていたのは当の本人の妹だけであった。 その直後、車のパワーウィンドウが運転席以外から操作できないようロックされたのは言うまでもない。
車でパーク内に入園する。
最初のエリアはクマセクションだ。 アメリカクロクマとヒマラヤグマがいるらしいのだが区別がつかない。 遠くに見える山々と迫力のあるグマが妙にマッチしていて不思議な印象を受ける。
続いてレイヨウセクション突入。 ブラックバック、ダチョウ、ゾウがいる。
ひたすら草を食べているブラックバックはシカの仲間なのだろうか? ブラックバックの茶色が緑に綺麗に溶け込んでいる。
ゾウはアフリカンサファリだけあってアフリカゾウなのだろうか? 動物園で見ていて一番可哀相なのがゾウだ。 狭い場所に閉じ込められていてとても窮屈そうで気の毒である。 だが、ここは広い敷地で飼われているため可哀相な印象は受けなかった。
続いて草食動物セクション。 ラクダ、サイ、キリンやシマウマがいる。
キリン、ラクダ、シマウマそしてサイが共存している。 仲良く水場を共有していて争いも起きていない。
草食動物セクションと別れいよいよメインのライオンセクションに突入である。
続いてトラ・ライオンセクション。 ライオンは暑さでバテていて木陰でそっぽを向いて休んでいる。 トラも暑さでまいって全く動かない。
妹に子供の頃にパワーウィンドウを降ろした事件の話をしたが、本人は全く覚えていなかった。 うーむ、小学生の頃だし、そんな大事件の記憶なんだから、覚えておけよ。
メインセクションが終わったので車を降りて、ふれあい広場へ行くと、アライグマやヤギと出会えた。 みやげ物屋でみやげを物色する。 うーん、大分名産のかぼすで作ったカボス石けんがいいかな。
こういうサファリパークではトラやライオンの子供と写真を撮れるというイベントがある。 ここアフリカンサファリもライオンの子供が生まれたらしく、ライオンの赤ちゃんを抱いて写真撮影できるサービスがあるらしい。 せっかくだし、ライオンの赤ちゃんと写真を撮っとくか。
ライオンの赤ちゃんとの撮影を申し込む。 係員のレディに抱かれてライオンの赤ちゃんが登場したが、大きな猫と変わりない。 まずは抱いてみる....舌がザラザラでなめられるととても痛い。 しばらくライオンの赤ちゃんとじゃれた後、いよいよ写真撮影である。
係員がカメラをセット....手にはタンバリンと鈴の付いたハタキのようなものを持っている。 なぜ、そんなものを持っているのだ? 撮影準備OKとのことなので、ライオンの赤ちゃんを抱いてカメラを見る。 が、当然ライオンの赤ちゃんはカメラを見ず、こちらを見たり、じたばた暴れたりしている。
係員がカメラの後ろでタンバリンや鈴付きのハタキを振って必死に踊りながら、ライオンの赤ちゃんに呼びかけている。 なるほど、ライオンの赤ちゃんをカメラの方に向かせるためのアイテムだったのか。 係員の動きが気になりつい原田もタンバリンを目で追ってしまう。 『お兄さんはカメラ見ててね』....妹は大うけで大爆笑している....失敬な。
アフリカンサファリを後にして、別府湾S.A.を目指す。 目的はラベンダーソフトというソフクリである。 妹のお気に入りらしい。
ソフクリを堪能し、次の目的地である明礬温泉へと向かう。
明礬温泉は湯の花の産地である。 湯の花は温泉の結晶で、湯に溶かすと湯が温泉と同じ成分になる。 観光客向けのみやげとして人気が高い。
今日の目的は湯の花ではなく、岡本屋名物の地獄蒸しプリンである。 温泉で茹でたタマゴを温泉玉子というが、地獄蒸しプリンはそのプリン版である。
岡本屋の中は喫茶店のようになっている。 空いている席に座り、普通のプリンとバナナ味のプリンを注文する。
プリンはとても濃厚で、カラメルはほろ苦く『大人の味』である。 家庭で作る手作りのプリンと同じでしっかりした味をしている。
いよいよメインの地獄めぐりである。 ここ別府市鉄輪の温泉地帯は千年以上前から噴気、熱泥、温泉が噴出していて、人びとから地獄と呼ばれ近づくことができなかったと豊後風土記に記されているらしい。
今でも入浴できない温泉の噴出口は地獄と呼ばれている。
まずは坊主地獄だ。 坊主地獄は、いたるところで熱泥が噴出している地獄で、なめらかな泥が坊主に見えるところからその名が付けられた。 噴出した泥が山のように盛り上がり不思議な雰囲気を醸し出している。
今から460年前、この地にあった寺院が床下から爆発して吹き上げられ地底深く姿を消したと言われている。
続いて1200年前の鶴見岳の噴火によって誕生されたとされる海地獄。 海地獄の名前の由来は温泉の色にあり、コバルトブルーの美しい色から海地獄の名前が付けられた。
源泉は98度でカップラーメンも作れるらしい。 噴出口から流れ出る源泉は透明だというから不思議である。
海地獄に併設されているレストランで昼食タイム。 大分名物の『とりてん』と『だんご汁』を注文する。 とりてんは鶏肉の天ぷらで、かぼす醤油をつけると格別に美味い。 だんご汁は味噌味の麺料理で、麺はほうとうに近く、豚汁にほうとうを入れた感じだろうか。 食後にまたまたプリンを注文する。
海地獄の次は白池地獄。 名前の由来は温泉の色で、名前のとおり白色の温泉である。
噴出口から流れ出る源泉は透明だが圧力と温度の低下で溶け込んでいた成分が変化して白色になるらしい。 温泉を利用して熱帯魚やワニも飼っているのだが、地獄めぐりとは関係ない気もするなあ....
次は血の池地獄だ。 由来はもう説明するまでもなく温泉の色で真っ赤な色をしているからだ。
豊後風土記や万葉集にも記述があり、日本最古の温泉だと言われている。 ここ血の池地獄は過去に何度か爆発を起こした記録が残っている(昭和2年が最後)。
血の池地獄はとても深く、深さは数十mだったと記憶している。 この地獄は純粋に地獄だけでの集客を目指している気持ちのいい地獄である。 名物は『血の池軟膏』である。
最後に竜巻地獄へやってきた。 名前の由来は、この地獄が間欠泉であるためだ。 ここ竜巻地獄は噴出間隔が短く、かつ正確であることが特徴らしい。
間欠泉なので、当然、噴出するまで待たなくてはならない。 この地獄は入り口に青と赤のランプが設けられており、噴出のタイミングを表している。
噴出を待つ間、名物の『きなこアイス』と『ごまアイス』を楽しむ。 アイスを食べ終えた頃、間欠泉が吹き上がる。
噴出口に囲いが設けられているが、この囲いがなければ50mの高さまで吹き上がる圧力があるらしい。 源泉は圧力が高く150度あるらしいので、囲いがなければ怪我人続出なのだが。 この地獄も血の池地獄と並んで純粋に地獄だけで勝負している。
地獄めぐりには他にも山地獄、カマド地獄、鬼山地獄、金竜地獄があるのだが、今回は人気の高い、坊主地獄、海地獄、血の池地獄、竜巻地獄、そしてそれほど人気はないがなぜか白池地獄を回った。
メインの地獄めぐりを終えて、次はどこへ行こうか考えた。 この辺りの観光地と言えば、野生のサルで有名な高崎山、そのふもとにある、水族館『マリーンパレス』ぐらいしか思いつかないが、どちらも距離が離れていて今からでは間に合わない。
城下かれい、関アジ、関サバを味わうのも魅力的だが、予約していないし今からでは無理そうだ。
そこでグローバルタワーに上り、別府市を見下ろし、あわよくば四国を眺めようということになった。 ビーコンプラザに到着、さっそくタワーに上る。 別府市は一望できるが....うーん....四国は残念ながら見えない。
グローバルタワーと別れ、原田実家へと戻る。 明日は長崎へ移動日だ、早く寝なければならない。



















